キクイムシ
体長3~8mm。赤褐色。
ラワン材など多くの樹種の木材を食害する、家具や建材の代表的害虫。
本種に限らずヒラタキクイムシの仲間は、材部を食害するのは幼虫のみで、成虫になって材の外に出る時に粉状の木屑(フラス)を出すので、食害を知ることが出来る。
【対処方法】
生息箇所への薬剤注入。
ただし、完全な駆除は非常に困難です。
イエシロアリ
参考画像(Wikipedia)より
木材・竹材・樹木をはじめあらゆる有機物を食害する白蟻。
いったん侵入すると加害速度も速く、被害は甚大、水を運ぶ能力があるので屋根裏など建物全体に及ぶことがある。
羽アリの群飛は6~7月。風のない温暖多湿な日の夕暮れから夜にかけて飛ぶ。走光性がある。
参考文献(文化財害虫辞典 2004年改訂版)
ヤマトシロアリ
キクイムシとシロアリの駆除の概算の費用
北海道北部を除くほとんど日本全土に分布。
塊状の巣は作らず、適当な生活場所と餌を求めて習性があります。
乾燥に弱いので、湿った木材や土中で生活しており、建物では土台や建物下部を加害する。被害は腐朽と同時に起こることが多く食痕は多湿で汚いです。
クロアリの羽アリ
体長は小型のものだと1.5mm程度大形だと7mm~12mmになる。
体色は主に黒もしくは黒褐色が多い。
基本的には巣は土の中や草地、切り株、朽木などの中に巣を作る。
夏と秋あたりに群飛飛行(群飛結婚)をする。
基本的には人間には無害である。
食性はアブラムシから出る甘露や種、小昆虫の死骸など、食品の食べかすなども食べる。