みなさん、突然ですが換気扇のお掃除を最後にしたのはいつですか?
毎日、キッチンの油を含んだ蒸気を吸い込んでいる、換気扇。
そんな換気扇のお掃除をさぼると、換気扇に汚れがたまってしまい、換気扇の故障の原因になったり、吸引力が弱まることで空気が汚れてしまったり、余分な電気代がかかる原因にもなります。
換気扇の理想的なお掃除の頻度は、レンジフードとフィルターによって違います。
レンジフードとはコンロの上にある、換気扇のフードのことです。
レンジフードの掃除はさっと拭くだけでよいので、とにかくこまめに行えばよいのですが、フィルターはそうはいきません。
ところが、フィルターやファンは、3~6カ月に1回、つまり年2~4回ほどの掃除が必要とされています。
そう、意外と多いのです。
今日は、そんなフィルター掃除を簡単に掃除する方法についてご紹します。
簡単な換気扇 フィルター掃除知っていますか?
換気扇フィルターの汚れは、ご存知のとおり油です。
油汚れと言えば、台所洗剤、と思うところですが、いくら台所洗剤に浸して歯ブラシでこすったりしても、蓄積した油汚れは、まず落ちません。
ところが、この汚れ、実は簡単に落としてくれる洗剤があるのです。
それが、重曹やセスキ炭酸ソーダを使用したアルカリ性の洗剤です。
重曹とは、
重曹は、見た目はただの白い粉ですが、その成分は、弱いアルカリ性のため、油汚れに効果があります。
・重曹はどの種類を使えばいいの?
重曹には、薬用、調理用、掃除用の3種類があり、掃除に使えるのは、調理用と掃除用です。
百均でも購入できます。
調理用なら、お料理にも使えますので、お子様やペットがいるご家庭でも安心して使えます。
・セスキ炭酸ソーダとは
アルカリウォッシュとも呼ばれ、重曹よりアルカリ性が高い製品です。
重曹と同じく油汚れに効果がある上、ほどよいアルカリ性の強さから、重曹より使いやすいと言われています。
肌への刺激はそれほど強くありませんが、肌の弱い方が使用する場合は、ゴム手袋の着用がおすすめです。
こちらも、百均やホームセンターで売られています。
・アルミ製のフィルターには使用できない
フィルターがアルミ製の場合は、アルカリ性洗剤を使うとアルミを変色させてしまうことがあるため、フィルターが何でできているか、あらかじめ調べてから使いましょう。
換気扇 フィルター掃除|大掃除・引っ越しにもオススメ
それでは、いよいよ重曹とセスキ炭酸ソーダを使ったフィルター掃除方法をご紹介します。
これで今年の大掃除も楽ちんに!
引っ越しにもおすすめです。
・重曹の使い方~フィルターには、重曹の粉を直接ふりかける
フィルターの油汚れをきれいに落とす方法として、重曹の粉をフィルターにかけ、こする方法がツイッターで話題になっています。
使い方はとても簡単です。
フィルターに重曹の粉を振り掛けて3時間放置して、こするだけ。
そうすると、油汚れが埃のように汚れがぼろぼろととれていくそうです。
・セスキ炭酸ソーダの使い方~セスキ水を作ろう
セスキ炭酸ソーダでフィルターを掃除するなら、セスキ水スプレーが使いやすくておすすめです。
作り方は、
- セスキ炭酸ソーダ(大さじ1杯)
- 水500ミリリットル
を混ぜて、スプレーボトルに入れるだけです。
あとは、このセスキ水スプレーをフィルターに吹き付けて雑巾で拭けば、ほとんどの油汚れが落ちます。
もし、それでも落ちない頑固な油汚れがあれば、フィルターをセスキ水に漬け置きましょう。
この時のセスキ水は、45から50度ぐらいのお湯を用意し、1リットルに対して大さじ1の割合のセスキ炭酸ソーダ水を作ります。
この中にフィルターごと漬け込むのです。
1時間ほどで油汚れが浮き上がってきます。
いかがでしたか?重曹やセスキ炭酸ソーダを使った方法なら、歯ブラシなどでごしごしこする手間が省け、かなり短時間で掃除ができるようになるはずです。
これなら、もっとこまめにお掃除ができますし、そうすれば、部屋の空気も清潔になりますね。
ぜひお試しください。